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葉酸サプリの合成葉酸は危険?天然葉酸との違い

葉酸サプリの合成葉酸は危険?-天然葉酸との違い

葉酸サプリメントに含有される葉酸には、「合成葉酸」と「天然葉酸」という2種類の葉酸が存在します。

妊活中・妊娠中における摂取が推奨される葉酸ですが、どちらのタイプの葉酸を摂取することが望ましいのでしょうか。

当記事では、合成葉酸と天然葉酸の違いや、合成葉酸の危険性について解説します。

パオネル
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「天然」という響きは魅力的だけど、国が推奨しているのは合成葉酸だネル!

合成葉酸サプリは危険?

合成葉酸は危険?-天然葉酸との違い
葉酸サプリメントに使用される合成葉酸には危険性はなく、むしろ体内への吸収率において天然葉酸よりも優れています。

葉酸の摂取に危険性があるとするならば、合成葉酸が危険なのではなく、成人の場合は1日あたり900~1,000μgを超える葉酸の過剰摂取が危険であることを念頭に置いておきましょう。

パオネル
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30歳~64歳は1000μg、その他の年齢(30歳未満、または65歳以上)は900μgが1日あたりの上限量だネル!

厚生労働省によって発行される『日本人の食事摂取基準(2020年版)』においても、妊活中・妊娠中において摂取が推奨されているのは合成葉酸です。

つまり、天然葉酸ではなく、合成葉酸を積極的に摂取することを国が推奨しています。

「天然」や「オーガニック」という宣伝文句が飛び交う現代では、天然由来のものが優れているように思われがちですが、葉酸に関してはその限りではありません。

厚生労働省が合成葉酸の摂取を推奨する理由は、先述したとおり、体内への吸収効率が天然葉酸と比較して大幅に優れているからです。

では、なぜ合成葉酸は天然葉酸よりも吸収効率が高いのでしょうか。

合成葉酸と天然葉酸の違いに着目することで、その理由が見えてきます。

合成葉酸と天然葉酸の違い

合成葉酸と天然葉酸の違い-葉酸サプリは危険?
合成葉酸と天然葉酸の違いは「天然であるか人工的であるか」ではなく、根本的な栄養素としての構成から異なります。

正確には、合成葉酸は『モノグルタミン酸型葉酸』、天然葉酸は『ポリグルタミン酸型葉酸』と呼ばれる栄養素です。

厚生労働省は、前者のモノグルタミン酸型葉酸の摂取を推奨しています。

葉酸サプリメントを選ぶ際には、「天然葉酸」という言葉に惑わされることなく、合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」を含有するサプリメントを選ぶようにしましょう。

合成葉酸と天然葉酸の構造の違い

モノグルタミン酸型葉酸とポリグルタミン酸型葉酸の名称に着目すると、両者の違いは「モノ」と「ポリ」の部分にあることがお分かりいただけるでしょう。

ギリシャ語で「モノ」は「1つ=単数」、「ポリ」は「複数」を意味します。

身近な例では、「モノレール」「モノラル音源」「モノクロ写真」、「ポリエチレン」「ポリエステル」等のように、日本でも日常的に使われているギリシャ語です。

さて、食品に含まれる天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」は、名称のとおりグルタミン酸が複数結合している状態の葉酸です。

ヒトが天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」を摂取した場合、消化酵素によってグルタミン酸が切り離され、「モノグルタミン酸型葉酸」へと分解された状態で吸収されます。

そのため、食品中に含まれる天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」を摂取した場合でも、体内で分解された後、合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」として吸収されるのです。

合成葉酸と天然葉酸の吸収効率

合成葉酸が天然葉酸に比べて吸収効率が優れているのは、体内における「変換ロス」を抑えることができるからです。

また、葉酸は水に溶け出しやすいと同時に熱に弱く、天然葉酸は食品を調理する過程で失われやすいというデメリットがあるため、サプリメントを通じて合成葉酸を摂取することが推奨されています。

合成葉酸は最初から「モノグルタミン酸型葉酸」であるため、体内に取り込んでから分解する必要がなく、いわゆる「変換ロス」が少ないため、効率的に吸収できます。

天然葉酸「ポリグルタミン酸型葉酸」の吸収率が約50%ほどに留まる一方、合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」で摂取すれば約85%が体内へと吸収されるのです。

また、合成葉酸は栄養素としての安定性が高くて変質しづらく、一定の吸収率を保つことができるため、サプリメントの品質を維持したままお客様のお手元まで届けることができるというメリットがあります。

一方、天然葉酸は自然由来のものであるため、その食材にどれだけの葉酸が含まれているかを確かめる方法もない上、摂取した際の吸収率も一定ではありません。

自身の健康状態を維持し、適切な体調管理を行う必要がある妊活中・妊娠中においては、一定の吸収率で確実に葉酸を摂取できる合成葉酸の摂取が望ましいと言えます。

葉酸サプリメントの中には、「天然葉酸」を売り出し文句としている商品がありますが、必ず厚生労働省の推奨する合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」を使用したサプリメントを選びましょう。

 

合成葉酸の過剰摂取は危険

葉酸サプリ-合成葉酸は危険?
合成葉酸自体は危険な成分ではありません。

葉酸は、ビタミンB群に属する栄養素のひとつであるため、適正量を守った上での摂取であれば、危険性は極めて少ないでしょう。

ただし、過剰摂取には注意が必要です。

耐容上限量を超える葉酸の過剰摂取は、吐き気・むくみ・かゆみ・呼吸障害・肝障害等の症状を引き起こす可能性があります。

また、葉酸の過剰摂取は、母体への影響に留まらず、胎児の喘息を引き起こす場合もあります。

しかし、上記はあくまで「過剰摂取をした場合」に発現する症状であり、適切な量を守って摂取している場合に異常が起きることはほとんどありません。

尚、葉酸の推奨量・耐容上限量は、年齢区分や妊娠の有無によって変動します。

耐容上限量に関しては、性別や妊娠の有無にかかわらず、12歳~30歳未満は900mg、30歳~64歳は1,000μg、65歳以上は900mgを超えると過剰摂取となります。

 

合成葉酸は危険ではない

合成葉酸は危険なものではなく、天然葉酸に比べて吸収効率の高い優れた栄養素です。

体内での「変換ロス」が少ないため、摂取量のうち約85%を体内で利用することができます。

しかし、サプリメントによる葉酸の過剰摂取には注意が必要です。

葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害を予防する効果があるため、妊活中・妊娠中には積極的に摂取したい栄養素ですが、適切な量を守って継続的に摂取することが重要になります。

葉酸は、赤ちゃんの正常な発育を支える大切な栄養素です。

「天然葉酸」という聞こえの良い言葉に惑わされることなく、厚生労働省の推奨する合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」を使用した高品質なサプリメントを選びましょう。